二つの視点で、

双方の課題を解決する

PEOPLE #01
開発事業部 事業推進課 係長
谷川 順一
2015年 中途入社

商業施設の飲食店店長という立場から当社に転職。ショップで働いていたからこそ得られた経験をもとに、数多くの施設の運用管理・企画を担当している。

INTERVIEW
1

ショップから見た
静鉄プロパティマネジメント

当社に入社する以前、私は商業施設内にある飲食店で店長として働いていました。ショップ側として商業施設の運営をされている社員の皆さんを見ると生き生きと働いていて、仕事の内容に興味を持ちました。そうして、ショップ側として働き続けて3年半ほど経ったころ、私は静岡県内での転職を考え始め、「商業施設の運営をやってみたい」と思い当社への入社を決意しました。
現在、私が所属している開発事業部の事業推進課では、他社様が保有する商業施設のマネジメントや、官公庁から委託される物件の管理運営を主な業務としています。他社様が保有する施設の管理と自社保有の施設管理には対応の仕方などに違いがありますが、共通している部分も数多くあります。当社では、入社直後に自社が保有する新静岡セノバの運営管理に携われるため、そこで一通りの施設管理のノウハウを学んでから他社様の物件運用に携われるという安心感があります。
また、私の場合は前職である飲食店での経験をうまく活かせていると感じます。たとえば、入社2年目に担当させていただいた「さがら子生まれ温泉会館」の運営管理では、これまで飲食店の店長として培ってきた経営戦略、人材マネジメントの能力を発揮することができました。

INTERVIEW
2

仲介役としての
やりがい

私が担当している業務の一例を挙げると、静岡市内の駿府城公園のイベントプロモーションや情報発信があります。駿府城公園は静岡駅の近くに位置しており、豊かな自然や児童公園、お城の歴史に関する資料館などを備えたエリアであり、その魅力を県内外の人々にお伝えすることが私の仕事です。そのほかにも、静岡県内にある商業施設で、施設の価値を上げるための運用管理やプロモーション、イベント企画を担当しています。これらの業務を円滑に進めるには、分析力・企画力・提案力・実行力といった能力が重要だと感じています。
他社様の物件管理をするという立場上、「オーナー様とショップ」の関係の間に入ることが多くなります。そして、双方の要望をお聴きして、お互いにとってよい方向に着地をさせなければなりません。そういった仲介役としての仕事の難しさはあるものの、双方の要望をできる限り実現して、喜んでいただけたときの達成感はひとしおです。
また、双方の間に入って仲介を行う際には、過去に自分がショップ側にいたという経験が大きく活きていると感じますね。私には、オーナー側としてショップにこうしてほしいという視点だけでなく、ショップ側の視点も理解することができます。そうして、二つの視点で課題の本質を探ることができるという強みは、商業施設のリーシングだけではなく、オーナー様とショップの双方にとって価値があるイベントの企画にも活かすことができていると思います。

INTERVIEW
3

相手のために
「バカ」になれる会社

開発事業部は、商業施設でのイベント、取引先向けのイベント、社内のイベントなど、イベントの企画に携わる機会が非常に多くあります。そうしてイベントを企画する際のアドバイスとして、かつて上司から言われた言葉が記憶に残っています。それは「バカになれ」という一言です。この言葉は、私の仕事への向き合い方を大きく変えた言葉です。
入社当初、私は自分がどう思われているかを気にしてしまい、社内外を問わず相手と距離をとって接していました。しかし、イベントを企画してお客様や社内外の人を楽しませたいと思うのなら、本気でバカになって行動しなければなりません。つまり、自分の殻を破って、どれだけ本気で相手の立場になって考えられるのかがとても大切だと思います。私の上司は「バカになれ」という言葉で、企画者として大切な姿勢を教えてくれたのだと感じています。
当社には、上司や先輩方が「とりあえずやってみようよ」と言ってくれて、新しいことに思いきり挑戦できる雰囲気があります。それは、相手のためにバカになれる環境があるということです。これからも、オーナー様とショップの双方に本気で近づいていき、お互いが本当に満足できる施設の運営やイベント企画ができればと思います。

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